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まちナビ実験の初日に参加されたキトラさん(ブログのハンドルネーム)がご自身のブログに厳しい批評を発表されました。
システム上の障害については、その後事情が判明しましたので、そのやりとりも併せて掲載。
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未来大の鈴木恵二教授が代表を務める「はこだてまちナビ協議会」の主催で、未来大やNECなどが参画しています。
これは、国土交通省の推進する「まちめぐりナビプロジェクト」の公募において認められた事業です。
この事業は、「観光客への情報提供の高度化による移動支援の先進的な事例をつくる」という目的でなされているもの。
要は、旅行者にどんどん情報を提供することによって、たくさんの場所に足を運んでもらおうというもののようです。
函館で今日から始まったのは、おサイフケータイかICカードを専用機器にかざすことによって、その地点や周囲の地点の観光情報が携帯電話にメールで送られてくるというシステムの実証実験。
右上の写真は、おサイフケータイを持っていない人に貸し出されるICカード。 このカードをかざすと、携帯にメールが送られてきます。
参加費はかかりませんが、カードを借りる場合は保証金として500円かかります(カードを返却すると戻ってきます)。
函館市内の8ヶ所に専用機器があり、これを5ヶ所以上訪れて3ヶ所でクイズに正解すると海の幸セットが当たるというスタンプラリー的な楽しみもあります。
・・・と、ここまでは概要説明。 関係者に「書いてね」と言われたのですが、あとは批判的なコメントが多くなります。
この「はこだてまちナビ」はオンパクのガイドブックにも告知が掲載されていたのですが、何をどうすればいいのかほとんど意味が分からないというひどい広告でした。
しかも、参加したらどんなメリットがあるのかよく分からないのに参加費を1500円も取られることになっていて、「こんなもん誰も参加しないよ」と関係者に強く言ったら、そんな部外者の声が聞き入れられて参加費は無料になりました。
約1週間前にはプレスリリースが報道各社に配布されましたが、どの社もプレスリリースをそのまま書いたような取り上げ方しかしませんでした。
これは、報道機関がプレスリリースを読んでもよく意味が分からなかったか、あるいは大して興味を持たなかったという証拠。
この実験が前例のないもので全国から注目されているということをきちんと分かりやすくアピールしなかった主催者の責任だと思います。
さて、文句を書いてばかりいてもなんなので、キトラも実証実験に参加。
スタートはインフォメーションセンターとなっている湯の川観光ホテル・湯の川プリンスホテル渚亭・まちづくりセンターのいずれかからとなっています。
まず、おサイフケータイを持っていないので、500円の保証金を払ってICカードとID・パスワードを受け取ります。
次に、携帯から登録ページにアクセスして、ID・パスワードを打ち込み、さらに名前をカナで打ち込みます。
・・・この辺ですでにめんどくさくなってきましたが、今度は空メールを送れという指示。
空メールが送られて返信が来た時点で登録完了。
始めるまでが長い、というのはいやですね。 しかも登録ページはどちらかというと不親切でした。
3秒くらいで音がすると、認証完了。 ものの数秒で携帯にメールが送られてきました。
メールの内容は、「これからスタートです」くらいのことしか書かれておらず、別に役立つ情報ではありませんでした。
続いて、すぐそばのチェックポイントでもある渚亭に入り、再びカードをカバにかざします。
「ピロリン」と音が鳴ったのですが、今度はメールが送られてきません。
なんでも、メールで送られてくるクイズの中には、その場で辺りを見回さないと分からないものもあるとか。
仕方なくロビーで新聞を読んで15分くらい待ちましたが、一向に受信しません。
まあそのうち来るんだろうと思い、別の用事でまちづくりセンターへ。
ここもチェックポイントのひとつ。
やはりカバにカードをかざし、「ピロリン」と鳴るものの、全然メールが来ません。
結局、渚亭でカードをかざした時刻から約8時間経つ今も、まだ2ヶ所分のメールが届いていません。
これ、実証実験として大問題です。
私は関係者を直接知っているので「こんなもんかな」で済みますが、そもそもがこれは観光客にリアルタイムでその場所の情報を知らせることが目的のシステムです。
その時点を通過してから10時間後に情報が届いたって何の意味もありません。
メールが届かないことは携帯電話会社のせいのようですが、そうだとしたら携帯のメールに頼るシステムにもともと無理がある、ということになりそうです。
自分のところにメールが送られてこないので、関係者の携帯に届いた情報メールを見せてもらいました(右の画像)。
これが、情報の内容が大したことない上に文章は超へたくそというシロモノ。
システム作りにばかり人とお金を割いて、コンテンツにはまったく時間もお金もかけていないというのがありありと見て取れます。
これでは、旅行ガイドブックの替わりに携帯を手にして観光してください、とはとても言えません。
現代、これほど携帯電話が普及しても、携帯で情報を探しながら観光している人というのは見たことがありません。
やはりほとんどの人はガイドブックを片手に持って歩いています。
携帯を手にまちを回ってもらおうと思うんだったら、ガイドブックに負けないぞくらいの勢いでコンテンツ作りをすべき。
そうでなければ、これは単に携帯やICカードがスタンプ帳の替わりになったというだけのスタンプラリーでしかありません。
湯の川観光ホテルでは、期間中の土日、「パペロ」というロボットが参加者を待っています。
幾つかの呼びかけに答えてくれますが、特に「モノマネして」と言った時が傑作です。
見たい方は、観光ホテルでまちナビに申し込みをされてみてください。
これ自体は未来大の学生さんが以前から取り組んでいますが、特に今回はオンパクのプログラムを写真と音声で紹介するコンテンツが新たに加わりました。
プログラム一覧から選べるだけでなく、10月何日に開催されるプログラム一覧といった探し方もでき、なかなか便利。
このオンパクプログラム紹介ムービーは、オンパク公式サイトにも掲載されています。
ひとつ難点を言うと、ナレーションがいまいちということ。
プロに頼むのはお金がかかりますが、コンテンツ制作にはお金をケチらないでいただきたいなあというのが唯一の難点です。
はこだてまちナビ公式サイトはhttp://h-machinavi.net
私は批判点を重視して書きましたが、概要については関係者のブログが一番分かりやすいです。
この度は、はこだてまちナビ実証実験にご参加いただきどうもありがとうございました。キトラ様のブログ上で今回のまちナビ実証実験についての厳しいご指摘・ご感想を読ませていただきました。貴重なご意見ありがとうございます。
なお。ご指摘の中の、携帯への返信メール不着の件については、システム開発者側にも照会をした結果、下記のことがわかりましたので、ご報告します。
キトラ様からのメール送信に対し、サーバー側からメール返信は確かになされております。したがって、登録メールは届いたがその後のメールが届かなかった原因としては、キトラ様の携帯でのメール設定の中で「迷惑メール対策」として「URL付きメールを拒否する」など何らかの制限をしていることが原因として考えられるようです。お手数ですが、お手元の携帯でご確認いただければ幸いです。
なお、主催者側としては、参加者それぞれの携帯の設定条件によってはこうした不具合が生じうるという事前のチェックが不十分で、結果として参加者の皆様への対応・説明が徹底を欠くことになった点は深く反省しており、早速スタッフにもその旨を伝えました。キトラ様はじめ参加者の皆様にご不快・ご迷惑をおかけした点は重ねて深くお詫び申し上げるとともに、今回の貴重なご意見を今後の活動や研究に活かしていければと考えております。どうもありがとうございました。
[ キトラ ] [2007/11/02 22:29]
>まちナビ事務局さま
実験に参加した翌日に、メール受信制限に引っかかっていたことは気付きました。
さっそく解除し、もう一度ICカードをかざしましたが、再度メールが送られてくることはありませんでした。
もしそうなら、一度カードを返して新たに登録しようかと思っていたところです。
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